コンサートレディ（2009年生、母ホクトガーランド）

コンサートレディ（2009年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「コンサート＋女性」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時9歳）と交配したホクトガーランドが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着1回。2014年のUHB賞(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月5日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2012年）

1月5日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

1月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3月11日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のフレンチナデシコをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4月8日、中3週で迎えた6戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイワミストレスに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のレオパステルに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月11日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

4歳（2013年）

2月3日、中6週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

4月14日、中6週で迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月20日、中8週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（7戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（8戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5歳（2014年）

1月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5月10日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。13着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したモズハツコイを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月13日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた23戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のダンツカナリーに1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

6歳（2015年）

7月4日、約8か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。