ナンヨーアクトレス（2001年生、母ベイサス）

ナンヨーアクトレス（2001年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女優」。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したベイサスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月10日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3歳（2004年）

2月14日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ダイワスマイルに交わされて1馬身差の2着となった。

4月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイスターハントに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のメグミロマンスに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

4歳（2005年）

7月16日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

9月18日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた14戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

12月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5歳（2006年）

1月22日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月27日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

9月2日、中8週で迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

11月11日、中9週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

6歳（2007年）

3月10日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

4月28日、中6週で迎えた23戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての16番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

6月21日、中7週で迎えた24戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、くちなし特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた25戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた26戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、ロサンゼルス港特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた27戦目は、ガザニア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。