ベントディパーチェ（2020年生、母ワタシダイナマイト）

ベントディパーチェ（2020年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「平和の風(伊)」。毛色は栗毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時11歳）と交配したワタシダイナマイトが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は小田牧場。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C3一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって605万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、伊藤篤によって484万円で落札された。

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月27日、中5週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

3歳（2023年）

1月25日、中7週で迎えた3戦目は、3歳戦の若松特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に終わった。

3月18日、中6週で迎えた4戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

6月18日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のルシエンテに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月31日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月23日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアラタマノキセキに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月5日、中3週で迎えた12戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ラガーヴィーヴに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のグルーヴィカグヤに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

8月29日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

12月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、志染スプリント（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカドサンガンバルに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

12月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ステイチューンドに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2025年）

1月8日、中1週で迎えた18戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヴェニスクィーンを3/4馬身振り切って制した。

1月30日、中2週で迎えた19戦目は、苫編ダッシュ（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。