リリースバージョン（2007年生、母レールマラン）

リリースバージョン（2007年1月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「公開版」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したレールマランが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝、中央障害14戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、薗部博之によって1,995万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月2日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月10日、中7週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

12月19日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2010年）

1月30日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

4月19日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエドヒガンをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月9日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4歳（2011年）

1月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

10月29日、約10か月の休み明けで迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5歳（2012年）

2月25日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

4月28日、中8週で迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月24日、中7週で迎えた16戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のオウケンウッドをクビ差制して久々に勝利を挙げた。

11月17日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（2013年）

3月30日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は金子光希騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

7歳（2014年）

1月25日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月23日、中7週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。