ウインイザナミ（2022年生、母コスモネモシン）

ウインイザナミ（2022年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+日本神話の女神の名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のモーリス（当時11歳）と交配したコスモネモシンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

6月2日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月28日、中4週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月22日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2025年）

1月19日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したダノンリュラにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月16日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月17日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったベラジオワールドに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月3日、中6週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアルシャンティをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。