ブランドエナ（1988年生、母ミスフラワーシロー）

ブランドエナ（1988年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスカラマンガ（当時6歳）と交配したミスフラワーシローが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地17戦1勝、地方5戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

11月4日、デビュー戦は木藤隆行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のツキノフリージアを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月1日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3歳（1991年）

1月7日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木藤隆行騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で木藤隆行騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のふきのとう特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で木藤隆行騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木藤隆行騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木藤隆行騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は9戦連続で木藤隆行騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で木藤隆行騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた11戦目は、佐藤照雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4歳（1992年）

2月9日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤照雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤照雄騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤照雄騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤照雄騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤照雄騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

6月22日、中8週で馬体重を前走から33kg増やして迎えた18戦目は、井樋一也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月7日、中1週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた19戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラテスコから7馬身差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。