ハイエストパワー（2011年生、母パワープリンセス）

ハイエストパワー（2011年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時10歳）と交配したパワープリンセスが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は江渡繁治。戦績は、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の新選特別。

経歴

デビュー前

佐々木功厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2013年）

8月6日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフォーレスターに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月11日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦の新選特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバーンザワールドに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月10日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトキノセレブに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中4週で迎えた4戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

3歳（2014年）

2月19日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のさくら特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月4日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4歳（2015年）

1月15日、中5週で迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた10戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。