シルヴィアシチー（1992年生、母メモリアルシチー）

シルヴィアシチー（1992年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時18歳）と交配したメモリアルシチーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は井本文雄。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

10月9日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は414kg。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、トウカイパレスに交わされて3馬身半差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（1995年）

1月15日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた5戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキタノフウリンをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月9日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高山太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。