ローベルジェラシー（1985年生、母ローベルクイン）

ローベルジェラシー（1985年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロンバード（当時17歳）と交配したローベルクインが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ローベル牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の天竜川特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

2月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて7着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた5戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（1989年）

3月12日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた9戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた10戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は西園正都騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

6月24日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京芝1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月10日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスズノブレッシングをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の医王寺特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は原昌久騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったキクノナイスデイに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキーストンホープを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を手にした。

11月18日、中1週で迎えた19戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の揖斐川特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒットチャートに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月16日、連闘で迎えた21戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグットホウライに8馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の松籟ステークス（阪神芝2500m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。