フジトキメキ（2014年生、母フジキラメキ）

フジトキメキ（2014年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋胸が期待でときめく」。毛色は鹿毛。種牡馬のアーネストリー（当時9歳）と交配したフジキラメキが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田猛。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年のファイナルレース(一般C3 11)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

9月10日、中8週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

3歳（2017年）

3月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4月25日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のがんばれ工藤厩舎特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた5戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の片山陽加生誕特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の紬葵ちゃん生誕特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイダイマリーンに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のチャンバラ貝特別（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ハルノフラワーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のシイノトモシビタケ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた13戦目は、あんきら!?競争曲特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月21日、中6週で迎えた14戦目は、白芽芋の揚げ煮特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るムルムルを半馬身差し切って2勝目をマークした。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、中津渓谷特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた17戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた18戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4歳（2018年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた20戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のネオヴェッキオをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

4月23日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、祝・清水咲舞（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（11戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた24戦目は、走る校長退職記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月2日、中8週で迎えた27戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（12戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた28戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のピエシクローヌを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた30戦目は、輝世ありがとう特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（11戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。