マイドオオキニ（2021年生、母ルージェリティ）

マイドオオキニ（2021年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「関西の商人のあいさつ言葉」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘンリーバローズ（当時6歳）と交配したルージェリティが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2023年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小菅誠によって1,045万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

7月12日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は430kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーオーソを上がり2位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月9日、中3週で迎えた2戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

9月3日、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は落合玄太騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた4戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新風特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた5戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のオオカマキリ賞（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

3歳（2024年）

4月30日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のスパイオンハートに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

5月20日、中2週で迎えた8戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルートヴィヒに5馬身の差をつけて制した。

7月17日、中7週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の涼月特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は山中悠希騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったヴェルデヴェントを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月23日、中4週で迎えた10戦目は、桂月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月22日、中8週で迎えた11戦目は、秋風特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた12戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、パキラ特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。