メイショウトリオン（1989年生、母ニッセイリラ）

メイショウトリオン（1989年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイルドブルボン（当時14歳）と交配したニッセイリラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害6戦1勝。主な勝ち鞍は1993年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

高橋直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

5月24日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

11月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた6戦目は、出口敏幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた7戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

4歳（1993年）

1月30日、中5週で迎えた9戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた10戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた11戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月11日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエミノディクタスに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は出口敏幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦1勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。