トーセンサイクロン（2009年生、母シンディ）

トーセンサイクロン（2009年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋竜巻」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時9歳）と交配したシンディが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の有りの実特別。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって2,730万円で落札された。

山中尊徳厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2012年）

6月22日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は490kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったシャチに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月23日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したバースフォンテンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバースフォンテンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦の有りの実特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のパワーミントをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳戦の寿美家どんぶりウェルカム賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた6戦目は、貴・皓 5歳おめでとう記念（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグランデスボスケを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月22日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4歳（2013年）

2月10日、中6週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

4月7日、中7週で迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた10戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月18日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月28日、中5週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。