トクノエンペラー（1998年生、母ダイナパール）

トクノエンペラー（1998年6月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時18歳）と交配したダイナパールが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は斉藤スタッド。戦績は、中央平地14戦0勝、地方20戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の一般C2。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月10日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3歳（2001年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

3月24日、中9週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

8月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた8戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた10戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月6日、中6週で迎えた11戦目は、山田博美騎手を鞍上に迎えて、一般C4チ（宇都宮ダート1300m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルアスパイアからクビ差の2着となった。

4歳（2002年）

1月8日、中4週で迎えた12戦目は、一般C4ニ（宇都宮ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田博美騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミナミノグレースからクビ差の2着に甘んじた。

1月20日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4ハ（足利ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田博美騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアブソリミカドに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月16日、中3週で迎えた14戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

6月1日、中6週で迎えた18戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

11月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた19戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエチュードジョージからクビ差の2着となった。

12月2日、連闘で迎えた22戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテスコスプリンターをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。

12月29日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5歳（2003年）

1月5日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月12日、連闘で迎えた26戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。