バアゼルノジュール（1999年生、母ヘクタープリンセス）

バアゼルノジュール（1999年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナリタブライアン（当時8歳）と交配したヘクタープリンセスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）クドウファーム。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の一般B13。

経歴

デビュー前

当歳のとき、クドウファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、市川義美によって2,100万円で落札された。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月26日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアヤトリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

8月6日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスイートトルネードに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月29日、中2週で迎えた3戦目は、鷺草特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオモイッキリから1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中3週で迎えた4戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイユウギャロップに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月8日、中1週で迎えた5戦目は、サフラン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた6戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサニーシーズンに3馬身の差をつけて3勝目を収める

5歳（2004年）

1月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月7日、中5週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。