エアブライス（2014年生、母ビスクドール）

エアブライス（2014年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時8歳）と交配したビスクドールが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方28戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2018年の千両特別(一般C1a 牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ラッキーフィールドによって1,620万円で落札された。

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月3日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったダノンロマンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2017年）

4月16日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月9日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の祝!!幸徳・早織結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の祝1歳♪稜真良馬記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた11戦目は、3歳戦の竹本進登克己実兄弟記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったマントンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったエバーゴールドに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月22日、連闘で迎えた15戦目は、あすかちゃん誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（7戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケンブリッジリニアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

1月4日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の千両特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミキノタマテバコを自慢の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

1月15日、中1週で迎えた17戦目は、孔雀座特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた18戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、東海スーパージョッキーズ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた21戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、蔵開き賞（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた22戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた24戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた27戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた28戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた29戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したアナザを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったイヴレアに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（12戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた32戦目は、入道雲特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（13戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた33戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた34戦目は、イチジク賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。