エゾダイモン（2020年生、母メジロツボネ）

Ezo Daimon

2020.01.30

エゾダイモン（2020年1月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地名+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したメジロツボネが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、藤田晋によって1億8,150万円で落札された。

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月4日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーホウガレオンに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月26日、中8週で迎えた3戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2023年）

1月14日、中6週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中京芝2200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月25日、中5週で迎えた5戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

10月1日、約7か月半の休養明けで迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

10月21日、中2週で迎えた7戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したグランドカリナンにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2024年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

3月10日、中7週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のネビュルーズをアタマ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。