カシマチャンピオン（2006年生、母シュバルブラン）

カシマチャンピオン（2006年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋チャンピオン」。毛色は芦毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時12歳）と交配したシュバルブランが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は廣中稔。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、廣中稔から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、カシマによって472.5万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

2月22日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月4日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月10日、中4週で迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャイニークエストを差し切れず、4馬身差の2着となった。

5月23日、中1週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカフェマーシャルを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

9月21日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2010年）

5月16日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月1日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた12戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2011年）

1月16日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（8戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。