ディヴァインシチー（2004年生、母アンノーラ）

ディヴァインシチー（2004年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディヴァインライト（当時9歳）と交配したアンノーラが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）目名太山口牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,200万円（1.2万×1000口）で一口馬主が募集された。

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月8日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2007年）

1月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、コスミックスピードにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月29日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のコクレンダイマオーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月19日、中2週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、マイネルアワグラスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月10日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のオペラダンディに1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

5歳（2009年）

11月1日、約28か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた10戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

6歳（2010年）

1月23日、中8週で迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。