イシノファミリー（2000年生、母アーデルサラ）

イシノファミリー（2000年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイシノサンデー（当時7歳）と交配したアーデルサラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は松本泰。戦績は、地方36戦8勝2着2回。2003年の東京湾カップ(地方重賞)に勝利した他、2004年の報知グランプリカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

6月25日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスイガーから2馬身半差の2着に敗北した。

7月4日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジII（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジII（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のアーリータックルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

1月28日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤスノロバリーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

3月31日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤスノロバリーに1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

4月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のロイヤルブライアンに3馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月14日、中3週で迎えた12戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1790m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月11日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（4戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のステルステクニックを半馬身振り切って5勝目をマークした。

8月14日、中5週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（6戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた16戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の’03スパーキングオータムチャレンジ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの古都オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったロッキーアピールに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のティーケーツヨシに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2004年）

2月11日、中8週で迎えた21戦目は、地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロッキーアピールに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月24日、中5週で迎えた22戦目は、G2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 小雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月6日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月7日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦の古都オータムハンデ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で山田信大騎手（10戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、最後はゴシップコラムと並んで4着同着となった。

12月23日、中4週で迎えた27戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田信大騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

5歳（2005年）

1月26日、中4週で迎えた28戦目は、G1の川崎記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で山田信大騎手（12戦2勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた29戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月6日、中5週で迎えた30戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた31戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた32戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ふさの国オープン（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のベルモントストームに1馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

8月31日、約3か月の休み明けで迎えた33戦目は、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月23日、中2週で迎えた34戦目は、G2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。