シェルビーチ（1993年生、母フェザーカット）

シェルビーチ（1993年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時10歳）と交配したフェザーカットが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害8戦2勝2着3回。1997年の京都大障害（春）(重賞)で2着に入った他、1997年の阪神障害ステークス（春）(ハンデ重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月5日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のワコーハヤテをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（1996年）

2月24日、中8週で迎えた4戦目は、4歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月7日、中6週で迎えた9戦目は、4歳500万下の露草賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で村本善之騎手（8戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカミノビッドから1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1997年）

1月7日、中3週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサイレントスターに約16馬身の大差をつけて優勝

1月19日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンテリトリーに約12馬身の大差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月2日、中1週で迎えた16戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャニオンストームから2馬身差の2着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月10日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったネーハイジャパンから3/4馬身差の2着となった。