ニックオブタイム（2021年生、母グレイトタイミング）

ニックオブタイム（2021年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「間一髪で」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時13歳）と交配したグレイトタイミングが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月6日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したルージュプレジールにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2024年）

4月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサマーアゲインに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。