クリプトス（2022年生、母エンクリプション）

クリプトス（2022年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「暗号の彫刻作品」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時9歳）と交配したエンクリプションが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2025年のナカペイとアニメも中野!賞。

経歴

デビュー前

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

9月29日、デビュー戦は高杉吏麒騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

11月24日、中7週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着を確保した。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3歳（2025年）

2月15日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

3月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月21日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

8月16日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月22日、中9週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナカペイとアニメも中野!賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のノーブルプライムに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中2週で迎えた9戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。