サンアルパイン（2012年生、母ライデンガール）

サンアルパイン（2012年5月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋アメリカの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアッミラーレ（当時15歳）と交配したライデンガールが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は今井秀樹。戦績は、中央平地30戦1勝2着3回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ケイズから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月27日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月18日、中8週で迎えた3戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルタイルに3/4馬身交わされて2着となった。

11月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ジェントルジャックに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャンパンサーベルに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフジゴウカイに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

3月14日、中7週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

5月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天与の敢闘精神で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

11月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4歳（2016年）

1月10日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月27日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（10戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（12戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岩部純二騎手（13戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩部純二騎手（14戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5歳（2017年）

1月15日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岩部純二騎手（15戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

2月26日、中5週で迎えた22戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月12日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

6月17日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（16戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（17戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（18戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた29戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

11月12日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

12月3日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。