ミュージックシチー（1995年生、母ミラージュ）

ミュージックシチー（1995年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパレスミュージック（当時14歳）と交配したミラージュが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額2,800万円（5.6万×500口）で一口馬主が募集された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

5月31日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月21日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

10月4日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のトヨサンティアラに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月8日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4歳（1999年）

3月14日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた7戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた9戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のユーワテイクワンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月4日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ハイフレンドコードに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

8月28日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のジョーディッガーを半馬身振り切って制した。

10月2日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5歳（2000年）

4月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦2勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の八ケ岳特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて16着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の月岡特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。