パルメット（2011年生、母レリッシュザソート）

パルメット（2011年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「米国・フロリダの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のストーミングホーム（当時13歳）と交配したレリッシュザソートが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地10戦0勝、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の一般C3三。

経歴

デビュー前

3歳のとき、ダーレー・ジャパンから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、株式会社ジェイ・エー・シー・エッチによって64.8万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月22日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月9日、中6週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2014年）

2月2日、中6週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

3月23日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4歳（2015年）

3月10日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十イ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

3月30日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、4歳C3（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったカラエにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中1週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた13戦目は、一般C3七八（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた14戦目は、2015 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6月17日、中5週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた15戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月1日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアジュディキセキに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月20日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、一般C3三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスパーキードリームに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、一般C3（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で沢田龍哉騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で沢田龍哉騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた21戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた22戦目は、新婚記念ふたり旅特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた23戦目は、下村瑠衣騎手を鞍上に迎えて、ビバックス特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた24戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下村瑠衣騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。