ティアップヒート（2013年生、母アイラシンガー）

ティアップヒート（2013年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋熱。熱く燃える様に」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時19歳）と交配したアイラシンガーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月12日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったジルズパレスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

3歳（2016年）

1月11日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオルノスに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

11月27日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

4歳（2017年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

4月5日、中7週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスイートピー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた8戦目は、春陽特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。