リトルボス（2009年生、母グランプリシリウス）

リトルボス（2009年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「小さいけどボスの風格があったので」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時20歳）と交配したグランプリシリウスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦0勝。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月3日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は416kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

12月6日、中6週で迎えた5戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた6戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のたんちょう特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3歳（2012年）

1月13日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦の水仙賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中野省吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた12戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のなのはな賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳戦の竹筍特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は中野省吾騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4月26日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦のさざなみスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳戦のローズ賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の天の川特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は中野省吾騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた21戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のサンダーソニア賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月2日、中0週で迎えた22戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

8月7日、連闘で迎えた23戦目は、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた24戦目は、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた25戦目は、3歳戦のサザンクロス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた26戦目は、3歳戦のフォーチュネイトほうせんか特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた27戦目は、夕刊フジ杯（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた28戦目は、3歳戦のこうのす花火大会賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月1日、中6週で迎えた29戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。