トーセンマルス（2008年生、母アクアプラネット）

トーセンマルス（2008年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋火星」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したアクアプラネットが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地31戦2勝2着2回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の国分寺特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって3,045万円で落札された。

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月23日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったミレニアルドリームにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2011年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のネオブラックダイヤをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

8月28日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ラヴェルソナタにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の習志野特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

11月27日、中8週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4歳（2012年）

2月19日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月25日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月10日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下のいわき特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（12戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアールデュランをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

6月22日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（14戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（15戦2勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（16戦2勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（17戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1600m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（18戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた29戦目は、P.スマレン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2013ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（19戦2勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（5戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた32戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

8月26日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシー賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた36戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた37戦目は、荒川区特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月22日、中8週で迎えた38戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のディセンバー特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

7歳（2015年）

1月26日、中4週で迎えた39戦目は、睦月特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。