ナリノネーヴェ（2012年生、母プリンセストロイ）

ナリノネーヴェ（2012年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋雪（伊）」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したプリンセストロイが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月19日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は396kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエヴリホープを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

8月9日、中2週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

3歳（2015年）

2月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 小雪/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

6月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

9月12日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

11月8日、中7週で迎えた8戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

4歳（2016年）

1月10日、中8週で迎えた9戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

4月9日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた12戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、セレブレイトカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた13戦目は、鳴神月賞（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

6月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

10月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、トルマリン特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた18戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた19戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。