ムーンオブザエース（2022年生、母サマーヴィーナス）

ムーンオブザエース（2022年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のNew Year's Day（当時11歳）と交配したサマーヴィーナスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。2025年の九州優駿栄城賞に勝利した他、2025年の佐賀皐月賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

土井道隆厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2024年）

5月18日、デビュー戦は川島拓騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーホープフルデビュー（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロトエンペラーにねじ伏せられて8馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したスイートアマレットを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

7月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスイートアマレットに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したパームビーチを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた5戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのネクストスター佐賀（JRA 級認定）（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったミトノドリームに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川島拓騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエムティピースに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3歳（2025年）

1月5日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの佐賀若駒賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ハクアイアシストにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月9日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンの飛燕賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロトファイターに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

3月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の古伊万里特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンサフランを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月12日、中4週で迎えた10戦目は、佐賀桜花賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川島拓騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミトノドリームに6馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月1日、中3週で迎えた12戦目は、3歳オープンの九州優駿栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島拓騎手（10戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハクアイアシストに2馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

9月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、さがけいば×ウエストうどん賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川島拓騎手（11戦6勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったエスシーアルベルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月26日、中3週で迎えた14戦目は、3歳オープンのロータスクラウン賞（佐賀ダート1860m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で川島拓騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた15戦目は、韓国岳特別（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川島拓騎手（13戦6勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた16戦目は、由布岳賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川島拓騎手（14戦6勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。