ウインバーディクト（2004年生、母イブキリセス）

ウインバーディクト（2004年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋判決、評決」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したイブキリセスが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月17日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のホーマングラッパを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

2月3日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたマルカハンニバル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月25日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月20日、中9週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったキンショージェットにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったストールンブライドにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

4歳（2008年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

5月3日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は石橋守騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

9月27日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。