キリシマホーマ（2011年生、母ラッキービクトリー）

キリシマホーマ（2011年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時22歳）と交配したラッキービクトリーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は土屋牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回、地方2戦0勝。2013年のひまわり賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月27日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったテイエムキュウコーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3歳（2014年）

1月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハイベストバイオを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

7月21日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、えびの特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

4歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のテーオービックバンを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

4月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るレインフォールを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月12日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有松特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったトーセンビクトリーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月12日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2016年）

7月30日、約10か月半の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。