デザートモーニング（2002年生、母サンルージュ）

デザートモーニング（2002年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「砂漠の朝」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したサンルージュが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田上徹。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田上稔から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木可一によって1,302万円で落札された。

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月3日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーセンベルボーイに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月13日、中3週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4歳（2006年）

6月3日、約19か月の休み明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手が足りず17着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

11月11日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったノーザンスターにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月2日、中2週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2007年）

2月18日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月18日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月21日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

6歳（2008年）

1月19日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3月7日、中6週で迎えた20戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた21戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた22戦目は、昇竜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた24戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、高麗山特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。