クロースハーモニー（2004年生、母キョウエイデビュー）

クロースハーモニー（2004年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「密集和音」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時7歳）と交配したキョウエイデビューが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地18戦0勝、地方4戦1勝2着1回。2006年のフサイチコンコルド賞で2着に入った他、2006年の栄冠賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

5月17日、デビュー戦は亀井洋司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシーホアンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンのフサイチコンコルド賞（札幌(地)ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエフテーストライクを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

7月5日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で亀井洋司騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で亀井洋司騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桜草特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

8月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた17戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4歳（2008年）

10月18日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5歳（2009年）

2月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた22戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。