サウンドカスケード（2010年生、母Naughtier）

サウンドカスケード（2010年4月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋滝」。毛色は鹿毛。種牡馬のReady's Image（当時5歳）と交配したNaughtierが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月18日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

3歳（2013年）

1月14日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

7月7日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ショウナンバグースに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ロマネクイーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニキーヤダイヤに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月31日、中2週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月20日、中6週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のジェネシスロックに3馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2014年）

3月23日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

5月25日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

8月3日、中9週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

9月28日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

11月8日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

5歳（2015年）

1月5日、中7週で迎えた15戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月18日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた17戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

8月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月25日、中6週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた19戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、比企丘陵特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた20戦目は、紅葉特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、間瀬湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた22戦目は、冬至特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6歳（2016年）

1月7日、中1週で迎えた23戦目は、水仙特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた24戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、酒々井賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた25戦目は、節分特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。