タガノラルフ（2010年生、母レディアップステージ）

タガノラルフ（2010年1月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時15歳）と交配したレディアップステージが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回、中央障害1戦0勝。2012年の中京2歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月9日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマンドレイクをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーシントップに半馬身届かず2着となった。

8月26日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

10月27日、中8週で迎えた5戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の万両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

3歳（2013年）

4月6日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロノをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

9月17日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4歳（2014年）

2月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（7戦1勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のランドマーキュリーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月19日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の宮崎特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（9戦2勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5歳（2015年）

1月25日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

3月28日、中8週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。14着に敗れた。