トウショウペパー（2000年生、母シャロントウショウ）

トウショウペパー（2000年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋胡椒（蘭）」。毛色は鹿毛。種牡馬のカーネギー（当時9歳）と交配したシャロントウショウが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C1-1。

経歴

デビュー前

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

12月8日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3歳（2003年）

1月26日、中4週で迎えた3戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンの如月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月23日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

9月13日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4歳（2004年）

1月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月11日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したショーインを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

2月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキハタクインを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。