ミキノミラクル（1994年生、母セントラルアース）

ミキノミラクル（1994年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時11歳）と交配したセントラルアースが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）セントラル・スタッド。戦績は、中央平地26戦1勝2着2回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

石毛善衛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

11月30日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

3歳（1997年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

2月15日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したブラックタイキスにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月8日、中2週で迎えた6戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のセイカタイコウをハナ差振り切って初白星を挙げた。

4月6日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた8戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた10戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のほうせんか賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定4歳500万下のべにばな賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月16日、中0週で迎えた12戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月7日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の多摩川特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた16戦目は、長岡特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯沢誠治騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた17戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

4歳（1998年）

1月29日、中5週で迎えた18戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ウインターガーネット賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた19戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた20戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた21戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

9月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた22戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた23戦目は、田村真来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、ヤングベルに交わされて1馬身半差の2着となった。

5歳（1999年）

4月17日、約6か月の休養明けで迎えた25戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた28戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、スターマイン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7月17日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、板倉真由子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で板倉真由子騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で板倉真由子騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で板倉真由子騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。