クリキヨ（1988年生、母ヒカリテツソ）

クリキヨ（1988年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のカツラギセンプー（当時10歳）と交配したヒカリテツソが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は滝田石男。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回、地方5戦0勝。1990年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)に勝利した他、1990年の福島アラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中朋次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

6月24日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のクインドマーニをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイゴエフタルに3/4馬身交わされて2着となった。

8月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダイゴエフタルを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

9月15日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

10月27日、中5週で迎えた6戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

11月18日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、関野弘行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3歳（1991年）

2月24日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 曇/重）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で関野弘行騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上700万下（小倉芝1800m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で関野弘行騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた12戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上700万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦0勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

9月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、常葉ステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三春ステークス（福島芝2000m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4歳（1992年）

1月14日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、深野塁騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1二 C2一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深野塁騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月4日、中7週で迎えた21戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、タンポポ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた22戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、モクレン特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、山口健治騎手を鞍上に迎えて、矢車草特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。