ハービンマオ（2015年生、母ダンシングマオ）

ハービンマオ（2015年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名より＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時9歳）と交配したダンシングマオが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地6戦1勝、地方3戦1勝。2018年の関東オークス(牝Jpn2)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月19日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月9日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

3歳（2018年）

1月27日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエナグリンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドパテックを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

8月16日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦2勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月21日、中8週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月12日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で松岡正海騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、4着に終わった。