ネス（2010年生、母ユーワクイーン）

ネス（2010年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ケルト神話に登場する王女の名前」。毛色は青毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したユーワクイーンが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方25戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月8日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3歳（2013年）

1月27日、中7週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた9戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月1日、中7週で迎えた12戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

10月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドミステリーを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月14日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4歳（2014年）

1月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデ戦の川幅日本一こうのす賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた20戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 雪/重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた22戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十十一（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

7月25日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の朝顔賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月16日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた26戦目は、はしぷろ誕生27周年記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C3（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦の百日草賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったラシーネに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月5日、中3週で迎えた31戦目は、ありがとう新橋場外発売所（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

12月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2十四十五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（8戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったエースレディにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

1月29日、中3週で迎えた34戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で楢崎功祐騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた35戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で楢崎功祐騎手（10戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6月30日、約4か月の休み明けで迎えた36戦目は、一般C3六七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で楢崎功祐騎手（11戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブラックジャックに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月19日、中6週で迎えた37戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。