オニガイ（2011年生、母リオエワン）

オニガイ（2011年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鬼は外より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時8歳）と交配したリオエワンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はモトスファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方28戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C2-7。

経歴

デビュー前

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月16日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

4月6日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

6月21日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた6戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

11月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から47kg増やして迎えた8戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のグリーンドリームを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、アイスウィッチにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月13日、中2週で迎えた10戦目は、柿本量平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿本量平騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のペイグラブルをクビ差振り切って勝利をモノにする

5月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月14日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月8日、中5週で迎えた22戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したドリームスクリーンにクビ差届かず2着となった。

8月16日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカシノラッキーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月20日、中4週で迎えた24戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したグンジョウノソラを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月12日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた28戦目は、3歳以上C2 49（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5歳（2016年）

1月3日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大澤誠志郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は村松翔太騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャクラタイムに7馬身の差をつけて優勝

1月23日、連闘で迎えた34戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 39（佐賀ダート1300m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフォレストピアに2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。