ウエスタンデンコー（1998年生、母ミュージカルラーク）

ウエスタンデンコー（1998年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェネラス（当時10歳）と交配したミュージカルラークが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地41戦3勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月4日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中京芝1700m 雨/不良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未出走（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未出走（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナリタフローラに半馬身届かず2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジェネラスレディに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

4歳（2002年）

2月21日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサンドハーブをアタマ差制して久々の実戦を物にした。

3月16日、中2週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（9戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた16戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（10戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のクローバタテヤマに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月14日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月20日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（11戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

5歳（2003年）

3月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（12戦2勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた27戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はアドマイヤハッピーと並んで1着同着となった。

5月11日、中1週で迎えた28戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（13戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（14戦2勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6歳（2004年）

1月10日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた32戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた34戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（15戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた36戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三木市制50周年記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた37戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

7歳（2005年）

4月24日、約8か月の休み明けで迎えた39戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた40戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた41戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。