グロリアスブルーム（1984年生、母ヒンドムーリン）

グロリアスブルーム（1984年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時7歳）と交配したヒンドムーリンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方29戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は1989年のレグルス(B1-1)。

経歴

デビュー前

高橋英夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

4月4日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた2戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月5日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた6戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4歳（1988年）

4月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマインサクセスに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月26日、中1週で迎えた11戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3-1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1-1（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダールーキーに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月5日、中1週で迎えた14戦目は、さつき賞（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井敏雄騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上B2-1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井敏雄騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井敏雄騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサンシユウチヤージに3/4馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月18日、中1週で迎えた17戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2-1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリヤレビンからクビ差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B1-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（6戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月14日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったウズシオリュウから1馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井敏雄騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラジヨージから1馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井敏雄騎手（9戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブンブンセンゴクをクビ差制して雨中の大激戦を制した。

9月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B1-1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B1-1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリヤレビンをクビ差制して5勝目を手にした。

11月6日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上B1-1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた26戦目は、白菊賞（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上B1-1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月11日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B1-1（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1989年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、オリオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた30戦目は、レグルス（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、レグルス（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（11戦4勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（9戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた33戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた34戦目は、レグルス（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のハラタイガーに2馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

10月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、オリオン（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部竜司騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワシユーザンから1馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中2週で迎えた37戦目は、オリオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（13戦4勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた38戦目は、オリオン（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（14戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。