レディクライマー（1996年生、母マウンテンフリース）

レディクライマー（1996年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時17歳）と交配したマウンテンフリースが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未出走。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

4月4日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたピサノピアス決め手に屈してハナ差の2着となった。

4月18日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（中京芝2000m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミラクルジェーンに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

4歳（2000年）

5月6日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したハートランドヒリュを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたホーマンファースト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたマヤノトライミー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（9戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（10戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で幸英明騎手（11戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したマチカネベニツバキを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。