ディオラシス（2000年生、母Great Review）

Diorasis

2000.02.04

ディオラシス（2000年2月4日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「千里眼（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のPentelicus（当時16歳）と交配したGreat Reviewが16歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月2日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は552kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したタマモゴーアップにクビ差届かず2着となった。

3月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマーブルバルダーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったメジロオーエンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でK.デザーモ騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったマルタカライバルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブザービーターを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4歳（2004年）

4月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

5月8日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた12戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

5歳（2005年）

12月11日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。