ユーワナンシー（1989年生、母ティージーブイ）

Yuwa Nancy

1989.02.21

ユーワナンシー（1989年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時9歳）と交配したティージーブイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地15戦1勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

二本柳一馬厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月29日、デビュー戦は横田雅博騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月21日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月2日、中5週で迎えた3戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月7日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は横田雅博騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のオーゴンアモンをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

12月13日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田雅博騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横田雅博騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

2月20日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横田雅博騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月14日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横田雅博騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月25日、中5週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で横田雅博騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で横田雅博騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

12月5日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、平目孝志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横田雅博騎手（10戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田雅博騎手（12戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。