ダノンジャッカル（2019年生、母インディアナギャル）

ダノンジャッカル（2019年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+奪い取る(ラグビー用語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したインディアナギャルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月4日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2022年）

2月6日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヒヅルジョウに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3月12日、中4週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月25日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2023年）

3月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの金山特別（中京芝2000m 小雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたクリオミニーズ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月9日、中1週で迎えた8戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月10日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のサツキハピネスをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

7月9日、中3週で迎えた10戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マテンロウマジックにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月19日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。