エフヨンエフ（2014年生、母ジェネスジェット）

エフヨンエフ（2014年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「第二次大戦時のアメリカの戦闘機、ヘルキャットより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハイアーゲーム（当時13歳）と交配したジェネスジェットが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は榊原敏明。主な勝ち鞍は2019年のDASH心斎橋新春特別(B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、榊原敏明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、木村信彦によって712.8万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月7日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったミラーリボンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したコスモレニにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテーオーピコタンを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月7日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた11戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキュアホリデーにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月27日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2018年）

1月16日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスナッチアイズを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月8日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた19戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた21戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月1日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた24戦目は、のんじゃえ丹波20周年特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた25戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったイチネンサンクミにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

8月29日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサラダガールに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

10月11日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレーヴドミカを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を掴み取った。

10月30日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したスリングショットにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月23日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上B2 C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイスグレーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月20日、中3週で迎えた31戦目は、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2019年）

1月10日、中2週で迎えた32戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、DASH心斎橋新春特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のステップシュートに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月19日、中5週で迎えた33戦目は、なにわの畜産ひろば特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた34戦目は、DASH心斎橋早春特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。